白樺細工(ベレスタ)

Береста



 

 白樺細工はロシア語で「ベレスタ」と言います。ベレスタとは白樺の樹皮です。昔、ロシア人は家を建てたり家財や紙を作ったりするためにベレスタを使いました。

 

 ベレスタは昔からあります。現代の学者にもどの時代からロシア人が白樺細工を作っているかわからないそうです。昔はベレスタはとても大切で貴重なものでした。でも今はお土産を作るのに大半が使われています。

蜂蜜(мёд)を入れるためのベレスタ(上・真ん中)を見てください。底の継ぎ目に蝋が塗ってあるものは、水が漏れないので蜂蜜などを入れることができます。塗っていないものは、砂糖や小麦粉などを入れるといいです。

 

 今白樺細工はロシア中で作られています。昔からあり、昔から売られていますが、ロシア人はあまり買わないかもしれません。普段は外国人がベレスタを買います。ときどきロシア人も外国人の友達のために買います。

 

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 ベレスタにはいろいろな種類があります。例えば小物入れや人形やバレッタやマグネットなどです。値段は細工のタイプによります。一番安いのは100~300ルーブルくらいです。安いものも高いものもお土産の店で買えます。