毛皮を着たニシン

Селёдка под шубой


 

毛皮を着たニシンは、ロシアで一番のサラダです。味はちょっとしょっぱくて、ちょっと甘いです。このサラダは魚と野菜で作ります。ビーツ、ジャガイモ、卵とマヨネーズなどを重ねて上の層にします。ニシンはその下です。ときどきニンジンや玉ねぎ、りんご、胡椒と辛子油を加えます。

ベジタリアンのための特別な毛皮を着たニシンもあります。名前は「毛皮を着た海」です。このサラダではニシン、卵とマヨネーズを使いません。のりとアボカドを加えます。

 

毛皮を着たニシンは、ユダヤの料理と考えられています。でもロシアの歴史によると、商人ゴミロフが1918年に最初にこのサラダを作りました。ニシンはプロレタリアートの、野菜は耕作者のシンボルです。1970年ごろから本当に有名になりました。

 

今、ロシア人はみんな祭りのとき家族と一緒に食べます。祭りじゃないときにも食べます。

スーパーやコンビニで買えますが、いつも自分でこのサラダを作りますから、値段はよくわかりません。でも100ルーブル以上すると思います。